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12月08日-03号

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  1. 志免町議会 2020-12-08
    12月08日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 2年第9回12月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (令和2年第9回志免町議会定例会)                                    令和2年12月8日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手5岩 下 多 絵1.多文化共生のまちづくりについて。(1) 志免町の状況は。  ①昨年9月の質問より、わが町の外国人人口は増加傾向にあったが、コロナ禍前の昨年12月のデータは。   ⅰ.外国人人口   ⅱ.人口の多い国籍上位5番目まで   ⅲ.自治体に占める高齢化率と外国人高齢化率  ②近年、技能実習生や留学生等も増加傾向にある。窓口対応、各種案内等、職員が困ることはないのか。  ③外国人もいずれ高齢化が進む。福祉サービスの案内や相談等で、言葉が通じない等困ることはないか。 (2) 外国人相談窓口の設置について。  ①英語、中国語の通じない言語圏の方も増えている。   多言語対応の外国人相談窓口の設置について。  ②トラブルを未然に防ぐ効果もあると思うが。  ③分かりづらい表示等は不安につながる。 (3) 日本人こそ日本語を学ぼう。  ①専門家による「やさしい日本語講座」というものがあるが、職員への周知は。  ②やさしい日本語で対応する事で得る効果は。 (4) わが町の子どもたちの国語力は。  ①近年、子どもたちの読解力の低下が問題。わが町の子どもたちの国語力は。  ②母語の確立は10歳前後。国語力を伸ばすための取り組みは。 (5) 国際交流を活発に、国境を越えて選ばれるまちに。  ①以前、国際交流町民会議というものがあったが、当時の目的や、活動内容、実績は。
     ②なぜ止めたのか。  ③交流会等もあっていたと聞くが。  ④復活する気はあるのか。しない場合その理由は。  ⑤外国人に対し、地域コミュニティに参加するきっかけ作りが必要と考える。防災時等の声かけにも役に立つ。  ⑥最後に、多文化共生のまちづくりについて町の考えは。町長 教育長6藤 瀬 康 司1.魅力ある町づくりについて。(1) 志免町の魅力について。  ①町外から見て、志免町の魅力とは。  ②町外から、志免町に行く目的・魅力は何か。  ③福岡空港から近い志免町に来ている観光客数は。 (2) 志免町の古墳について。  ①今後史跡公園としての整備計画は。  ②観光地として、町内外に向けてPRをしては。  ③竪坑櫓と共同で観光地として開発してみては。  ④グッズやお土産品を作ってみては。町長2.環境問題について。(1) ごみについて。  ①福岡市と比較してごみの分別が多いが志免町のごみの分別数は。  ②糟屋郡内の分別数は。  ③回収したごみの処分先、処分方法は。  ④福岡市同様に分別を減らすことはできないのか。  ⑤粗大ごみの捨て方について。  ⑥事業所用ごみ袋の価格はなぜ高いのか。   ⅰ.燃やせるごみ用(大)     家庭用指定ごみ袋 500円/10枚     事業所用指定ごみ袋 1134円/10枚   ⅱ.その他     家庭用指定ごみ袋 90円/5枚     事業所用指定ごみ袋 567円/5枚  ⑦糟屋郡内の事業所用ごみ袋の状況は。町長7小 森 弘 美1.防災対応力の強化について。(1) 災害対応力を強化する女性の視点について。  ①町として自主防災組織の育成、強化や防災リーダーの育成等を図るものとし、その際、女性の参画の推進に努めなければならないが、指定避難場所の運営における女性の参画の推進、啓発はできているか。  ②地域防災避難所計画避難所運営マニュアル等の作成に女性の視点からの意見が反映されているか。  ③よりきめの細かい防災対策を進めていくとき、女性の視点から見た「女性の視点を生かした防災ブック」を作成できないか。 (2) 災害時のトイレ対策について。  ①大規模災害の際、すぐに困るのがトイレの問題といわれる。災害時のトイレ対策はどうするのか。  ②避難生活が困難な高齢者や障がい者、妊婦など、災害時に援護が必要な人たちに配慮した福祉避難所のトイレ対策はどうなっているのか。  ③災害時にマンホールトイレの導入ができないか。町長2.心の健康への支援について。(1) ゲートキーパーの活用について。  コロナ禍の昨今、経済状況も厳しさも増し、多種多様な心の病で悩んでいる方が増えている。  ①志免町における精神疾患の受診件数は。  ②「こころの相談」の実施状況は。  ③ひきこもりの方、心の支援を求める方には、訪問支援が必要になるが実施はされているか。  ④ゲートキーパーの活躍について現在の心の健康づくりの支援対策は。町長8末 藤 省 三1.教育について。(1) 特別支援学級について。  ①特別支援学級の設置基準について。 (2) 少人数学級について。  ①少人数学級の実施について。町長2.年金・医療について。(1) 年金の開始問題について。  ①年金開始年齢が75歳まで拡大されることの町民への影響をどう見るか。 (2) 医療費について。  ①75歳以上の医療費2割負担について、町民の負担が増えるが、町としてどう対応するか。町長3.スーパーシティ構想について。(1) マイナンバーカードについて。  ①マイナンバーカードの現状と効果について。 (2) スーパーシティ構想について。  ①スーパーシティ構想の町への影響について。町長2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  3番  亀 崎 大 介              4番  木 村 俊 次  5番  小 森 弘 美              6番  藤 瀬 康 司  7番  丸 山 卓 嗣              8番  安河内 信 宏  9番  大 熊 則 雄              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)  4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  石 津 吉 章          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  総務課長    内 野 克 志          まちの魅力推進課長                                   高 山 真佐子  経営企画課長  篠 原 優 人          税務課長    前 田 憲一郎  住民課長    塩 崎 幸 恵          福祉課長    本 田 真由美  福祉課参事   今長谷 智 子          健康課長    徳 永 康 國  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  太 田 成 洋  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  圓能寺 豊 博  学校教育課長  池 松 貴 恵          学校教育課参事 吉 冨 哲 哉  社会教育課長  安 楽   実          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐米 澤   大            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山真智子君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。   日程に入る前に申し上げたい件がございます。   きのうの一般質問に対しての執行部からの答弁について、議長として不適切な対応がありましたので、ここでおわび申し上げます。   一般質問の社会教育課や町長の答弁の中に、議案として提出されています補正予算の事前審査とも受け取れる踏み込み過ぎた内容がありました。議長としてその場で注意ができず、制止することもなくそのまま進んでしまい、予算審査に影響を及ぼし、後日予定されています予算委員会委員長、副委員長の皆様に御迷惑をおかけいたしましたこと、誠に申し訳ございませんでした。執行部に対しても、厳重に注意いたしました。深く反省し、今後気をつけてまいります。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(丸山真智子君) では、日程第1、一般質問を行います。   順番に発言を許します。   2番岩下議員。質問時間30分です。   岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) おはようございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。   今回、1つの項目について質問させていただきます。   1番、多文化共生のまちづくりについて。   こちらの質問は去年の9月にも質問させていただいたものですが、その後、今年の2月に多文化共生の地域づくりについて研修を受講し、我が町の課題として質問したいと考えています。   実は、その研修にて多文化共生の地域づくりサポーターという認定証をいただきました。今日初めて出したんですけれども、このサポーターとして今日は質問させていただきたいと思います。   研修では、全国から大変多くの方々が参加されておりました。既に外国人との共生に問題を抱えている自治体、オリンピックイヤーということで新しく外国人窓口や担当課を作った自治体、これから取り組もうと模索している自治体など、全国的に関心の高さを感じました。我が町の今後の課題として、また外国人にも住みやすいまちづくりを目指して質問させていただきます。   それでは、質問に入ります。   (1)番、志免町の状況はということで、①番、昨年9月の質問より、我が町の外国人人口は増加傾向にありましたが、コロナ禍前の昨年12月のデータはということで、外国人人口、人口の多い国籍上位5番目まで、自治体に占める高齢化率と外国人の高齢化率についてお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) それでは、令和元年12月末現在の外国人人口をお答えいたします。外国人人口は624人でございます。   人口の多い国籍上位5位までは、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ネパールとなっております。   高齢化率ですが、高齢化率も12月末現在でよろしいですか。              (2番岩下多絵君「はい」と呼ぶ)   町全体で23.39%、外国人だけにすると10.74%となっております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 我が町に在住の外国人の方の特徴としましては、やはり中国、韓国からの永住者が多いということです。これは、旧炭鉱時代からの流れであるとは思いますが、続いて多いのが、日本人の配偶者の方、そして永住者の配偶者の方、外国人人口の約これは6割を占めております。ただ、それ以外の方が4割いらっしゃいまして、留学生、技能実習生、技術者、家族滞在など在留資格も多様化しているところです。また、国籍も多様化し、国籍が異なると言語や文化、習慣、法制度なども異なって複雑になってまいります。福岡市に比べると家賃が安く、空港にも近くて利便性が高い、市内に通勤するのにも便利などの理由によって、近年では増加傾向にあるようです。   そこで、次の質問に移ります。   ②番、近年、技能実習生や留学生等増加傾向にあります。窓口の対応、各種案内等、職員が困ることはないでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 在留資格等の拡大により技能実習等の外国人の方は増加傾向にもあります。しかしながら、仕事などで来られる方については、会社の通訳担当の方と一緒に来庁されることがほとんどです。今のところ職員が対応に困っている状況というところはございません。仕事以外の方でも通訳ができる方が一緒に来られたりとか、困ったことがあれば通訳ができる方に電話をして間を介してというふうな取組をやっておりまして、今のところ特段困っているというような状況にはございません。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 3番の質問に入る前に、我が町での外国人高齢化率はほぼ11%ぐらいで、まだ高齢化については緩やかではあるんですけれども、3番の質問ですけれども、外国人もいずれ高齢化が進みます。福祉サービスの案内や相談等、言葉が通じないなどで困ることはありませんか。それとまた、今後困ることが予想されないか、よろしくお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 本田福祉課長。 ◎福祉課長(本田真由美君) 福祉課におきましても、外国人の方と窓口などで関わることがありますが、御本人が言葉でお困りの場合は、住民課の状況と同じように家族や会社の方などの支援者と一緒に来所されてあります。窓口の対応で言葉が通じずにコミュニケーションが取れないということは現状においてはございませんでした。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今のところあまり困っていないということなんですけれども、高齢になってくると、また認知症等が進むと、子どもの頃の記憶が鮮明になってきます。せっかく在留して覚えた日本語も忘れていくというケースがあるようです。さらに、言葉が通じなくて地域社会から孤立していくということが考えられますけれども、そういった面では、やはり行政の救いの手が必要ではないかと私は考えております。   そこで、(2)番の質問に移ります。   外国人相談窓口の設置についてです。   この中の1番、英語、中国語の通じない言語圏の方も増えてきています。多言語での対応、外国人相談窓口についてというところで、まずお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 最近は外国人の多国籍化が進んでおりまして、先ほど住民課長が申しましたように、昨年の12月のデータでは28か国の外国人が志免町に在住されておりました。この全ての言語に通訳、翻訳を対応することは、人材面、それからコスト面からも困難な状況でございます。そこで、各自治体のこの状況を受けて、福岡県が市町村の窓口で多言語で対応できるよう、福岡県外国人相談支援センターがアクロス福岡に開設されております。もし英語、中国語の通じない言語圏の方がお見えになられた場合は、このセンターを活用して相談に対応できるようにしております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 28か国ということですが、ベトナム、フィリピン、ネパールの方も現在増えてきております。ベトナム人は今56人、フィリピンの方は40人、ネパールの方は27人というふうに今のところ去年の12月現在なっております。外国語が話せる日本人を配置するのではなくて、日本語が話せる外国人、例えば子どもが保育園や学校に通ってある間の外国人のお母さんなどを日替わりで配置するのはどうでしょうか。近年、我が町でもそういったベトナム、フィリピン、ネパールのアジア系の方々が増えてきております。ベトナムベトナム語、フィリピンはフィリピン語やタガログ語、ネパールはネパール語、様々です。通訳の方がついてこられることがほとんどで今のところあまり困っていることはないようですが、通訳の方が一緒でなくても聞きたいときに窓口に気兼ねなく来られる環境づくりが今後必要だと考えます。   そこで、②の質問に移ります。   相談窓口があることでトラブルを未然に防ぐ効果もあると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 日本語が通じない外国人の方には、先ほどから申しましたように、ほとんどつきそいの方と今一緒に来庁されているのでトラブルは今のところあってませんが、やはり一番は言葉が通じないなどの問題かと思います。事前にそういう相談があった場合は、生涯学習1号館でボランティアの方たちが開催しております外国人のための日本語講座、それから先ほど申しました県の福岡県外国人相談センターを紹介しております。日本語講座では、生活習慣、例えばごみの出し方などの相談のアドバイスもしていただいております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今日本語講座のお話がありましたけど、私も去年見に行かせていただきました。ただ、やはり教えるほうも高齢化が進んで、次の担い手がいないなど、資金不足なのでちょっと今後悩んでいるということでおっしゃられていました。   質問にまた移りたいと思います。   3番の質問ですが、不安で来られる外国人ですが、分かりづらい表示等が不安につながると思います。窓口案内や手続の書類、子育てに関する書類など、易しい日本語とかになっているのでしょうか。不安は解消されているでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 新型ウイルスの感染拡大で遅れておりました窓口改修は年末年始に行いますが、今回の各課の案内表示は、日本語に加え、英語の表示もしております。それから、申請書等については、今後外国人の対応で問題があれば考えていきたいと思いますけど、今のところトラブルがあっていませんので、今のところは考えておりません。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) それでは、3番の質問に移りたいと思います。   日本人こそ日本語を学ぼうということで、現在易しい日本語を使う自治体も増えてきております。   1番の質問になりますが、専門家による「やさしい日本語講座」というものがありますが、志免町職員への周知はどうなっているでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 志免町に来られる外国人に易しい日本語を使って会話をするために講座の周知をという御提案ですが、いろんなところで講座が、この易しい日本語の講座が開催されておりますので、職員に周知を行って、特に外国人と接する部署の職員には参加を勧めたいと思っております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) ぜひとも進めていただきたいと思います。   外国人の方々は、このように言われていることがあります。行政の窓口は緊張するし、あまり行きたくないところ。また、日本語が話せるようになっても難しい文章を読むことができない。話せても書くことはできないというようなこともあります。それと、地域の人たちと気軽に話したいけれどもきっかけがない。きっと広報等にも掲載したとしても文章が分かりづらく伝わっていないこともあるのではないでしょうか。   続いて、②の質問に移ります。   易しい日本語で対応することで得る効果はというところなんですけれども、この件に関して町はどうお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 易しい日本語を使うことによって、当然ながら来庁される外国人の方とコミュニケーションができるようになると考えられます。日本に在住する外国人の方も、先ほどから申しますように多国籍化しており、全ての言語に通訳、翻訳対応することは難しい現状から、外国人にとっての共通語として易しい日本語で伝えることは非常に有効な手段だと思います。   日本に来られる外国人に対しては、外国語を使わなくても簡単な日本語を使うことによって意思疎通が図れると言われておりますので、この技術を身につけることも外国人をおもてなしする一つの方法であります。また、外国人の方だけでなく、易しい日本語は子どもや高齢者、障害者などいろんな人に使うことができ、相手にとって分かりやすい言葉となります。多種多様な方に分かりやすく伝える手段となりますので、この易しい日本語を身につけることもおもてなしの一つではないかと思っております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今おっしゃられたように、やはり易しい日本語というのは、外国人だけでなくても我々も高齢になっていくと難しい文章を読むことがおっくうになってきます。また、子どもにも分かりやすく、結局は広く町民のためにつながるものではないでしょうか。ちょっと自治体によっては、「やさしい日本語」防災かるたなどを作って、防災の知識、防災に関する言葉というのは難しく、ただ緊急性があるので、こういったものを易しい日本語に変えてかるたとして皆で共有しているという自治体もあるようです。   また、これは西日本新聞、今年の2月なので少し古いんですけれども、孤独な外国人のSOSとして、一番日本で生活で困っていることは言葉が通じないこと、文化、習慣が違うことというふうになっているようですが、彼らは日本が好きで来られている外国人です。日本語の勉強の機会があれば勉強したい。日本人と仲よくなるイベント、分かりやすい日本語のニュースや、防災時の言葉の分かりにくさ、こういったところがもっと助けがあれば生活がしやすくなるというふうに、それが上位を占めております。そういった易しい日本語なんですけれども、町長のお考えはどうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今多くの外国人の方が永住をされているわけでございまして、その方たちに住みやすいまちづくりをしなければいけないというふうな思いでございます。   今言われますように、言葉の通じない等で一番お困りの方たちに、いかに易しい日本語で対応するか。それから、一番の外国人に対する支援といいますか、通常の例えばごみ出しだったり、近所付き合いだったり、今言われます災害時の対応だったり、こういったことが非常に重要になってくる。避難場所が分からないとか、いつ避難していいか分からないとか、そういったことが外国人に対する優しい気配りではないかなというふうに思っております。これからもっともっと、このコロナが終息すれば増えることが予想される外国人の方たちに優しい窓口、易しい日本語の対応をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) それでは、次の質問に移りたいと思います。   我が町での子どもたちの国語力はということで質問させていただきたいと思います。   易しい日本語を使うには国語力が備わっていないと正しく易しい日本語に言い換えることができません。   そこで、①番の質問です。近年、子どもたちの読解力が低下するという問題のある中、我が町の子どもたちの国語力はいかがでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 昨年度に行われました全国学力・学習状況調査の国語におきまして、志免町の小学校6年生は全国比101%、中学3年生は全国比95%でございました。国語力には、主に話すこと、聞くこと、書くこと、読むこと、言語についての知識というのがあるんですが、小学生は唯一言語についての知識だけが全国平均を下回っています。言語についての知識については、漢字の書き取り、文と文のつながりを考えた接続詞、ことわざの意味を理解して自分の表現に用いることなどに課題があることが分かっています。   中学生につきましては、特に話すこと、聞くことに課題があることが分かっています。具体的には、話合いの話題や方向を捉えて自分の考えを持つこと、相手に分かりやすく伝わる表現を考えることに課題があることが分かっております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 次に、母国語ではなく母語という言葉があります。これは、その人にとっての第1言語であって、家庭内、保護者との間で使う言語のことです。例えばテニスプレーヤーの大坂なおみ選手のように母国が日本であっても母語は英語というように、母国語が第1言語ではない場合もあります。我が町の小学校に通う子どもたちは、ほぼ100%近くが母語が日本語だと思います。   そこで、質問をいたします。   母語の確立っていうのは、10歳前後、プラ・マイ2歳って言われています。大体小学生ぐらいなんですけれども、この時期に国語力を延ばすための取組というのは何か行ってあるのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 今議員が言われますように母語の確立が10歳前後とするならば、3歳から小学校高学年ぐらいまでは国語力の基礎を培う重要な時期になると考えています。この時期の学校の取組といたしましては、国語の授業で話すこと、聞くことに加えて、読むこと、書くことを繰り返し練習させ、国語力の基礎となる語彙力を身につけさせることを大切にしています。また、国語に限らず、資料を使って調べたことを新聞にまとめたりする活動もよく行われており、書くことも大切にしております。読書活動におきましては、町としても推進に努めておりますので、全校一斉の朝読書、それからボランティアによる読み聞かせなども行われております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) ちょっとこちらも今年の2月の新聞になるんですけれども、日本教育新聞の中で小論文の指導を小学1年生から6年生まで、それはもう繰り返し、繰り返し行っているという学校の記事が載っております。初め、中、まとめ、結びという型を重視して400字程度で書く力を育むということで、それを行った結果、全国の学力調査などでかなり成果を上げているということのようです。   粕屋町の小学校でも、朝読書をしているようで、志免町の小学校でも朝読書はあっていると思いますが、その読書の後に必ず100字とかという程度で感想を書くというものを行っている学校があるそうです。仲原小学校かな。そういったところでは、かなり国語力が上がっているということを聞いております。そういった繰り返しのものが必要なのではないかと考えておりますが、教育長、いかがでしょう。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 私も日常に落とすことが何より大切だろうと思っております。授業で学んだことをほかの学習を受けるときに役立てたり、日常生活で活用したりすることが力を伸ばすことになるというふうに思っております。国語科であれば、議員がおっしゃいましたように、テーマにふさわしい書物を読み調べて、その後原稿を書いたり、発表をしたり、さらには協議をしたりする、そういった場面を多く経験させることで国語力を伸ばすように、現在学校でも取組を進めております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 次に、近年このようなケースもあるようです。我が子をバイリンガルに育てたいということで、両親ともに母語は日本語、留学経験があり、英会話には自信がある。家庭内で話す子どもとの会話を英語で全て行う。そういった場合、結果、英語は母語ではないのでちょっと未熟な形になります。結果、日本語という母語が確立されずに英語を学ぶことによって、全ての言葉が怪しいというようなことに陥っているという、そういった御家庭もあるようです。志免町でそういう方がいらっしゃるかどうかちょっと分かりませんが、そういったバイリンガルに育てたいあまり、そういったことに陥る方が結構今都会のほうでは見受けられるということでお聞きしております。この母語が確立されていないと第2言語の習得は進みません。今第2言語として小・中学生で英語を進めていますが、やはり国語が重要ということになります。ぜひとも今後も国語力の向上に力を入れていただきたいと思います。   そこで、5番の質問に移りたいと思います。   国際交流を活発に国境を越えて選ばれるまちづくりについて聞きます。   まずは、1番、以前、国際交流町民会議というものがあっておりましたが、当時の目的や活動内容、実績についてお聞かせください。お願いします。
    ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 志免町国際交流町民会議は、国際交流を通じて町民の国際理解、国際感覚の涵養を図り、国際的で開かれた魅力あるまちづくりを推進することを目的として平成2年に設置された住民のボランティア団体です。当時は国際交流パーティーや異文化交流等の様々なイベントを開催し、子どもたちを引率して韓国や台湾を訪れ、現地の子どもたちとの交流も行われておりました。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) それでは、それをなぜやめたのかお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 国際交流事業というのは、国際交流町民会議が主に町もその国際交流町民会議を応援していたという実情の中で、国際交流町民会議が解散になったということが大きな原因だと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) その中で料理教室、お茶会など地域住民との交流会等もあったと聞きますが、これは3番の質問になります。そちらのほうはどうなっているんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) すいません。茶話会等はちょっと今私把握しておりませんが、事業としては、九州大学から留学生を招き、町民との交流を行う国際交流パーティーを行っておりました。そのほか近隣在住の外国人を講師として親子でその国の文化等に触れる親子で異文化交流等も行っておりました。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) そのような交流会、ぜひとも復活させてほしいと思うのですが、4番の質問になります。復活する気はあるのでしょうか。また、しない場合は理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど申しますとおり、国際交流町民会議というのが以前ございました。そういったものが再度立ち上がって、これは自主的な運営事業でございまして、町もそれに対して協働で応援するというのがございました。ぜひ岩下議員には地域づくりサポーターの資格をお取りになったということでございますので、そういったことをしっかりと進められて、一緒にやろうということであれば協働事業として町としてもしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 前向きな答弁ありがとうございます。先ほど話した話題に戻ります。   外国人からの意見として地域の人たちと気軽に話したいけどきっかけがないというのがありました。言葉の壁があるのにいきなり地域、町内会等に溶け込むのはハードルが高いと思います。しかし、このような交流会などに参加をし、そこで知り合いを作り、地域とつながるきっかけづくりを担うことも、これは行政の役割であるのではないかと思います。   そこで、5番の質問です。外国人に対し、地域コミュニティーに参加するきっかけづくりが必要と考える。防災時の声かけ等にも役に立つと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 地域コミュニティーにつきましては、外国人のみならず、もう日本人に対しても参画の必要性を理解していただくことが重要であると思っております。   現在、外国人の方には日本語講座、先ほど総務課長も触れられましたが、日本語講座等や窓口の相談時にコミュニティーの参加について促すこともありますし、また町内会や住民活動団体などにも重要性をお話をしていく必要があるかなと思っております。今後も外国人の方も地域社会の構成員と認識して取り組んでいきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) やはり日本に来る外国人の方は、基本皆さん日本が好きで来られています。そして、日本語を学びたいという気持ちも強く思っておられます。必要なこととしては、易しい日本語で対応すること。何もその国の言葉に寄せて窓口を開設するのではなくて、やはり易しい日本語で対応してくれる、親身になって相談を聞いてくれる窓口、そういうところが必要だと感じております。また、日本語の指導、これもきちっと行政が介入してちゃんとしたテキストでもってやっていくというのも必要になってくると思います。ボランティアでされてるところを見に行きましたと言いましたけれども、やはり皆さん高齢になってこられているので、日本の生活様式とか文化とかも一応学ばれてはおりますが、ちょっと古いというところが気になってはおります。今の時代に合っているかっていうところになってくると、やはりそこに新しいものも入れていく必要があるのではないかと感じております。そういう中、ちょっと行政が携わってくれるということが大切になってくるのではないかと私は思っております。   最後の質問に入る前に、なぜ私がこのように多文化共生を言うのかというお話をしたいと思います。   現在日本では、地域の産業は既に外国人なしでは存続できない状況になっております。出生率は年々低下しており、昨年は86万人と衝撃的な数字でした。今年は、コロナの影響もありさらに落ち込むと予想されています。昨年より1.9%減で84万人ぐらいになるのではないかという予想も立っておるくらいです。人口の自然減少というのは明らかで、深刻な人手不足というのは今後も加速していきます。介護・医療、保育、サービス業では、もう既に深刻な状況であります。外国人労働者が頼みの綱ということなんですけれども、実はアジアの経済成長、現在盛んに経済成長しているんですけれども、外国人労働者の獲得が近年難しくなってきているのだそうです。その中で、日本がアジアの経済大国だと思っているのは日本人だけ。30年前はそうだったのかもしれませんが、今はもう違います。2018年のデータですけれども、東南アジア諸国、1人当たりのGDPは1位はマカオです。2位はシンガポール、3位は香港、4位にやっと日本が出てきます。5位は韓国。そういう中で、日本の企業は賃金が安いというのがアジアの今の状況のようです。雇主は人権を無視している。どっちかというと外国人労働者みたいな扱い方で人権を無視。労働中はスマホを取り上げられるなどということもあるようです。多文化共生は遅れている。という中、海外からの人材を獲得し続けるのは困難ということになってきます。   そういう中でも、日本が選ばれる理由を挙げるならば、犯罪が少なくて安全に暮らせる国だからということではないでしょうか。子育て世代に選ばれる、人が集う、安心して暮らせるまちを目指すのならば、これからもっと視野を広げ、国境を越えて選ばれるまちづくりを目指したいと私は考えます。目指すべきは、どの国の人も住みやすいまちづくりです。   最後に、総括として今回多文化共生のまちづくりについてお話ししましたけれども、町長のお考えをお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今言われますように、多くの企業で外国人労働者にいろいろなことを担っていただいているのが現状だと思っております。コンビニエンスストアに行きますと、多くの外国人の方が受付をされていたり、働かれている状況はもうこの志免町でも多く見られるわけでございまして、先ほど議員が言われます1人当たりのGDPにつきまして、私もシンガポール、マカオ等に行ったことがあるんですが、町なかでは非常に活気があって、するんですが、一旦裏通りに入りますと、やはり多くの、そこの国以外の外国人も下働きといいますか、そういったことで働いてあります。その辺を考えますと、日本の今の現状は、先ほどから日本は4位というようなことも言われますが、多くの幅広い層では平均的に諸外国とはひけを取ってないんじゃないかなというふうに思っております。しかしながら、今後外国人の労働者というのが減少傾向にあるわけでございますので、しっかりその辺は捉えながら、今後日本がどのように成長していくか。また、国のほうも最低賃金等も外国人に対しても引き上げるような働きもあっておるかと思っております。そういった意味で、これから議員が言われます共生社会についてしっかり志免町としても取り組んでいかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 最後に、やはり福祉と多文化共生は一緒にやらないとまちづくりは行えないというふうにも今言われておりますので、ぜひとも前向きな御検討をお願いいたしたいと思います。   以上で終わりたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は10時55分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後10時45分              再開 午後10時55分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) おそろいになってますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、6番藤瀬議員。質問時間15分です。   藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 通告に従い質問をさせていただきます。   私は、福岡市で育ち、二十歳に仕事の関係で大阪と名古屋に住んでいました。そして、約7年前にこの志免町に引っ越してき、寂しいことにこの志免町に友達や知り合いは一人もいなかったんですが、学校行事やPTA、そしていろんなことで志免町の人たちと関わることで人柄にほれ、志免町に来てよかったなと思っています。さらに、この志免町が、私だけではなくほかの町外の人たちに志免町のよさを知ってもらい、そして志免町に来たい、住みたいと思っていただけるような町になればと感じております。   今回の一般質問は、私自身の言葉が町外から志免町に来た人、見た人たちの声だと思っていただければと思います。   まず、1点目の質問ですが、志免町の魅力についてお伺いいたします。   先ほど私は志免町の人柄にほれたと言いましたが、それは実際に住んで見て、人と人の関わりがなければ感じることはできないと思います。町外の人から見て、ここ志免町の魅力は何だと思われますか。町長にお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) ちょっと答える前にこちらから質問させてもらっていいでしょうか。今藤瀬議員が7年前に志免町に来られたということでございました。そのときの志免町を選ばれたきっかけ、また志免町を選んでいただいた、そういったことをまずお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 当時は増税前で、土地の購入でいろいろ物件を探している中で、志免町、今の土地がちょうど空いていたのでそちらの土地を買ったために志免町に住みました。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) たまたま土地が空いとったからということでございます。   志免町の魅力といいますと、前の議員の方にも御説明したことがありますが、空港に近い、それから福岡市に近い、そういった意味でベッドタウン的な今まちづくりになっているわけでございまして、そういった意味からすると、市街に比べて土地の単価もそこまでではないというような状況の中で、志免町が今転入者が多い状況になっているのだろうかと思っております。町の魅力としては、コンパクトな、いろんなとこにも行きやすい、またお店も充実しているというようなことではないかというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 私も、やはりこの志免町は空港、そして駅から近い、徒歩でも実際に駅に通える、そしてそこからいろんな都市圏に行くことが可能になる、そしていろんな飲食店がたくさんあって、それがいいところだと感じております。   その中で、町外の人たちが志免町に行く目的、そして魅力は何があるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 志免町は、大型店舗や飲食店等が多いことや大型商業施設に隣接していることもあり、にぎわいのある福岡東環状線沿いの周辺地域に生活用品や食を求めて訪れる人も多いと思われます。また、国の重要文化財である旧志免鉱業所竪坑櫓をはじめ、多くの史跡等の点在や歴史ある行事などがあり、歴史や文化を学びに訪れられる方もおられます。   今年はコロナ禍で多くのイベントが自粛となっていますが、例年であれば町外の方も楽しめるイベントや、この時期であれば中の坪公園周辺で行っていますイルミネーションを見に来られる方も多くいらっしゃいます。こういったことが魅力の一つであり、志免町を訪れる目的となっていると思います。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 志免町ですと、なかなか遠いというイメージを非常に感じられる方がたくさんいる中で、そういったたくさんの魅力をしっかりと伝えていかなければならないと感じております。   そこで、志免町は、先ほど申しました空港から、駅からとても近く、観光客等が来る可能性等を秘めていると思いますが、平成30年度は観光客が福岡空港に約9,000万人来られて、そこから志免町に来てもらっている観光客の人数は何人ぐらいいるのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 志免町に観光に訪れている人は様々な目的があると思いますが、実際のところ正確な人数は把握できておりません。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) なぜ把握できないんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 大きな何か施設がございまして、そこに入場のチケット等が販売されているとか、そういうことであれば観光客というか、その人数を把握することは可能かと思いますが、今先ほど言いましたような、生活用品を求めてとか、歴史や文化を求めて,言えばぶらっと訪れられるというような方の人数は現在把握できてないという状況です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) そういった形でやはり把握ができない状況ということは、それだけまだ観光客、人数等求められてないということだと思いますが、約7,000億円の消費をこの福岡で観光客はされている状況で、まだ人数も把握できてませんので漠然と幾らかかっているかというのは分からないと思いますが、その中でやはり志免町も、竪坑櫓とか、そして次の題になりますが古墳がありますので、そういった重要文化財等をしっかりと活用して、この志免町に人が集まる環境づくりをぜひしていただきたいと思っています。   そこで、この志免町には古墳が複数ありまして、七夕池古墳、亀山古墳、松ノ尾古墳群、萱葉古墳群、五郎丸古墳群とあり、特に七夕池古墳におきましては、国の指定の史跡に指定されており、糟屋郡最大の円墳となっております。古墳を通じて日本、世界の多くの人たちに歴史のおもしろさや地域の魅力を伝えていくために、古墳を史跡公園として、そして目の前にある緑道の整備、駅等の開発等をしてはいかがと思いますが、いかがでしょうか。 ◆6番(藤瀬康司君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 志免町の史跡、古墳については、議員おっしゃるとおりでございます。今後の史跡公園としての整備計画ということですけども、今後重要な古墳等が発見されれば、その保存の必要性を検討いたしまして整備を進めたいと考えております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今議員が言われますように、七夕池古墳につきましては、国の指定遺跡となっているわけでございまして、私も近くですから時々あそこの前を通るわけですが、一番ネックなのは駐車場がないということだろうと思っております。そういったせっかく国指定の史跡を見に来られた方に路上駐車で見るしかないというような状況の中では、その辺の駐車場の整備等が課題ではないかなというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 前回から特に丸山卓嗣議員が言われてます緑道の未来都市構想、インフラ整備、そういった部分でも、新たに駐車場がないという課題がもう把握されていますので、そういった部分で、それだけやはり緑道整備というのは重要な課題だと感じますので、福岡市、そして日本、そして世界から見に来てもらえるような環境づくりをぜひやっていただきたいと思いますが、その中で遺物が今現在歴史資料室にございますが、こちらは今後もそのまま置いとく状況、それともしっかりと整備をして行うべきだと感じますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今歴史資料室につきましては、町民センター、それからいろんなものにつきましては分散して収蔵している状況の中では、私はもう以前から申し上げてますように、一か所にまとめた、そういった歴史資料室等は必要ではないかなというふうに思っております。今後いろんな、今度竪坑櫓の修復の終了後には、そういった竪坑櫓をメインとしたいろんなことのまた提案をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 次の質問に移ります。   先ほどは古墳について観光地として町内外に向けたPRをぜひしていくべきだと思いますが、例えば、先ほど言いました志免町にはたくさんの古墳がありますので、スタンプラリーをして、たまったら、例えばバッジとか何かしら景品をあげるとか、そういった施策等できるかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) なかなか町外に向けては難しいところではあるんですけれども、今回志免在住の皆さんには町の歴史や文化を知っていただこうという意味で、古墳をはじめとする史跡等は広報やホームページで紹介しているところで、今月号の広報紙を御覧いただいたかと思いますが、「広報しめまち」8月号から11月号で紹介しました文化財や史跡を「しめまちすごろく」として掲載し、年末年始にでも町内を歩いていただこうという思いで作成をしております。このコロナ禍で、やはり帰省したり出かけることが難しいとも考え、町内を親子で歩いて散策して楽しんでいただければという思いで作成しております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) では、続いて、先ほど言った国指定の七夕池古墳と竪坑櫓とありますが、その中で志免町の財産として一緒に観光地としての開発、道の駅や鉄道公園を利用した開発をし、例えばバス停を七夕池に造ったり、観光ルートを造ったりというのがいいかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 竪坑櫓と古墳を、今のところ観光地としてということはちょっと難しいと思っております。今町民の皆様には、志免町のいいところを、魅力を情報発信していきたいということで、シティプロモーションの冊子や動画を作成して、先ほど町長が申しましたような魅力を発信していけるようにとして取り組んでいるところです。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 町外に発信できない難しい理由は何ですか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 先ほど言いました古墳につきましては、町長も言いましたように駐車場の整備とかそういうところが問題になるかと思いますが、やぐらにつきましては、今工事中だということもございます。工事が終了次第、やぐらまでの案内板等を設置するようなことは考えております。さきの9月議会の補正予算で可決いただきました横断幕は、先月五斗蔵の交差点に設置をしております。このような取組は社会教育課と協議しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) じゃあ、続きまして4番、古墳でゆるキャラキャラクターや古墳のグッズ、お土産品等で古墳マニアの方々、女性や子どもが志免町に買いに来たくなるグッズの販売等計画をし、この志免町を盛り上げていく。そして、特に来年はオリンピックで聖火ランナーが走るということで、志免町の方々、それ以外、町外の方々も来ると思います。そういった方々に今はできないとおっしゃられましたが、将来的な計画としてできるようにするべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほど申しますとおり、竪坑櫓の改修が終了しますとその周辺の整備関係、それからいろんな案内板の設置だったり周辺整備へ向けていろんなことが考えられるわけでございまして、多くの方にこの貴重な竪坑櫓を見ていただくと同時に、志免町の歴史も学んでいただきたい。そういったときに、何かそういったものの販売等ができるような場所、またこれは商工会との絡みもございますので、いろんなことをまたいろいろ打合せしながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ぜひこの志免町をもっともっと、町内はもちろんですけど町外の方々に来ていただく、そして魅力を感じていただけるような仕掛けをしていただきたいなと思っております。   続きまして、ごみについてお伺いいたします。   先ほど言いましたように、私は福岡市から来たんですが、その中でこの志免町のごみの分別、私だけじゃなく同じように引っ越してきた方もいるんですが、非常に分別数が多い状況です。福岡市は、燃えるごみ、燃えないごみ、空き瓶とペットボトル、粗大ごみのこの4つのみなんですが、現状を改めて再確認ですが、志免町の分別数を教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町のごみの分別は、全部で7分別となっております。内訳といたしまして、燃やせるごみ、プラスチック製容器包装類、ペットボトル、空き缶・瓶、金属類、陶器・ガラス・その他、有害ごみとなっております。   なお、集団資源回収、古紙・古布・アルミ缶・瓶と粗大ごみまで含めますと、全部で9分別となっております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 特にその中でちょっとびっくりしたんですけど、この志免町の傘の捨て方をびっくりしたんですが、町長、傘はどうやって捨てるか御存じでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 基本的には上の部分と中を剥がしていただいて、中の分は金属類、それから上の分は、場合によっては燃えるごみ等になろうかと思います。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。そういった分別するというのがなかなかないことで、こういったリサイクル、分別をしてしっかりしようという考えだと思いますが、その中で、ほかの糟屋郡の分別数はいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 先ほどのお答えをさせていただきました9分別、集団資源回収と粗大ごみまで含めたところで回答させていただいてよろしいでしょうか。              (6番藤瀬康司君「はい」と呼ぶ)   志免町は9分別、宇美町9分別、須恵町7分別、粕屋町7分別、篠栗町7分別、久山町5分別、新宮町8分別となっております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) その中で、処分先等で数が変わってくるかと思いますが、回収した志免町のごみの処分先また処分方法について教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 燃やせるごみにつきましては、篠栗町にありますクリーンパークわかすぎへ搬入し、ごみの固形燃料、RDF化として再生、製造を行い、その後大牟田リサイクル発電所で燃料として利用をしております。   燃やせないごみにつきましては、宇美町にあります宇美志免リサイクルセンターエコルへ搬入し、リサイクルできるものにつきましては民間へ売却するなど資源化をしているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) その中で、分別する中で、例えば一緒に燃やすもの、例えば燃えるごみとペットボトルを一緒に燃やしてるとか、そういうのはあるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町、宇美町におきましては、ペットボトルは別にしております。また、プラスチック類などの包装についても別にして再利用等をしているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 先ほど私は福岡市と比較をさせていただいて、処分先等が違うので同じようにすることは難しいと思いますが、今ある中でこのごみの分別数を減らすことは可能なのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 議員がおっしゃるように、福岡市とはごみの処理場であったり、またごみの処理工程が異なりますので、比較するということは困難ではございますが、志免町のごみの処理方法として循環型社会形成推進基本法、志免町一般廃棄物処理基本計画に基づき、廃棄物の減量や適正な処理を行うため、3R、リデュース、リユース、リサイクルの観点より循環型社会の形成を念頭に置いております。   そのような中、住民の皆様には、分ければ資源、混ぜればごみというように御自分で適正に分別することによりごみの排出に責任を持っていただき、またごみの発生抑制の3Rを意識したライフスタイルの確立に努めていただいているところでございます。よって、志免町といたしましては、現在の分別といたしております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) ごみの分別につきましては、平成8年から今の分別方法に変わっているわけでございますが、当時ごみ減量対策町民会議というのがございました。私も毎たびその会議の中に出席をいたしておりました。そこの会議のその提言として今の分別が始まったわけでございまして、議会でもいろいろ議論をしていただき、当時は全職員が地域に行ってごみの分別の方法とかいろんなことを町民の皆さん方に説明しながら今の方法になっているわけでございまして、今課長が申し上げますとおり、循環型形成の推進基本法、それから容器包装プラスチック法にのっとりまして適切に処理をさせていただいている現状でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。その中について、粗大ごみの捨て方についてお伺いいたしますが、現在平日9時から12時までのこの3時間で電話予約をして回収の予約をしていますが、今後この12時までしか受付が平日しかできないということで、それ以降の延長や、また現在あるごみアプリを作られていますが、そういったアプリから例えば粗大ごみの予約をし、チケットは今までどおりコンビニ等での購入ができるような形でいいかと思いますが、回収方法について今後改善の方はございますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。
    ◎生活安全課長(太田成洋君) 今現在粗大ごみの受付時間としては、平日の9時から12時までということで、収集業者の方へお申込みをいただくこととなっております。今現在町民の方にも御理解をいただいているところであり、現在の受付時間としたいと考えております。また、先ほどおっしゃいますようにアプリにつきましては、福岡市はLINE等で申込みができますが、このアプリにつきましては、これからの申込みというふうな特化したものではございませんので、これを通じての申込みというのは今の時点では困難かと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 例えば不法投棄等があるとかと思いますが、もちろん大前提として不法投棄するのが悪いことでありますが、こういった平日の9時から12時という環境下の中、なかなか捨てづらい、捨てにくい環境で、やはり不法投棄等あるかと考えます。先ほどごみアプリのほうを提案いたしましたが、できないということであれば新たな形で回収ができるようなことで志免町に住んでいる方々が捨てやすい環境、そして不法投棄をさせない環境づくりが重要かと思いますので、御検討のほうをよろしくお願いいたします。   続いて、事業者へのごみ袋についてお伺いいたします。   現在一般家庭のごみ袋と会社または飲食店、お店ですね、の2つに大きく分かれており、その中で燃やせるごみにおいては家庭ごみが10枚で500円、事業所は10枚で1,134円、約倍ですね。そのほかのペットボトルや缶など、家庭用は5枚で90円、事業所用は5枚で567円と非常に高くなっていますが、この金額設定等はなぜこのように高いのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 事業用のごみ袋が高いということについてお答えさせていただきます。   事業系のごみ処理につきましては、廃棄物処理法において事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないとされており、原則事業者の責任で処理をしていただくこととなっております。そのため一般家庭のごみ処理とは区別をして考える必要があり、家庭用のごみ袋と事業用のごみ袋は料金格差を設け、収集をさせていただいているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 一般家庭のごみと会社、事業所用でごみを捨てる回収日等は一緒かと思いますが、それ以外で大きく何が変わってくるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) ごみ袋の捨て方については基本的にはお住まいの地域のところで出していただいて、一般家庭のごみと同じように収集をしていただいているというところで、特に大きな違いというのはございません。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 一般家庭と事業者で燃えるごみであれば中身は一緒だと思います。もちろん事業者なので数が多く出る。そういうことも十分理解していますが、倍以上の価格はいかがなものかと思いますが、今後価格の見直し等はされる御予定はないんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 事業系のごみにつきましては、先ほど申し上げましたが、原則事業者の方の責任で処理をしていただくこととなっております。このため、このごみ袋については処理に係る手数料であったり運搬費など等事業の方について御負担をいただいているところでありますので、現在のところは価格の見直しというのは考えておりません。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) じゃ、次のそのほかの事業者のごみ袋の状況はいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 糟屋郡内の事業所のごみ袋の状況ということでよろしいでしょうか。              (6番藤瀬康司君「はい」と呼ぶ)   糟屋郡内の事業所、事業用のごみ袋を作製している自治体につきましては、全て家庭用のごみ袋より事業所用のごみ袋の料金が高く設定されている状況でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) その高いというのは、同じように倍以上なんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) もちろん倍のところもありますし、倍までいってないところもございます。また、ごみ袋は倍までいってなくても、別途運搬料について業者の方と別途事業所様が契約をされるというような町もございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 特にこういったコロナ禍の中で、ごみ袋一つ買うにも大変御苦労されている中、例えば新しい形でごみ袋を、例えばネーミングライツ、会社名を入れてそこから一部収入を得るとか、そういった方法等もあるかと思いますので、いかにこの志免町の業者の事業者に優しいまちづくりをぜひしていただきたいなと感じております。   私からの一般質問は以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時23分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   次に、5番小森議員。質問時間25分です。   小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。   1つ目の質問、まず防災対応力の強化について質問をさせていただきます。   東日本大震災をはじめとする過去の災害において様々な意思決定の過程で女性の参画が十分に確保されていなかったため、女性と男性のニーズの違いなどが配慮されていないといった課題が生じていました。こうした観点から、国の防災基本計画、男女共同参画基本計画、避難所運営ガイドライン等の見直しがあり、志免町もこれに基づき志免町地域防災計画が見直されました。やはりハード面の整備ばかりでなく、防災対策に女性の視点を反映させ、地域や企業などの防災活動の中核となる女性防災リーダーの育成が不可欠であり、防災分野でも女性が活躍することが必要であると考えます。   そこでお伺いいたします。   志免町において自主防災組織の育成、強化、防災リーダーの育成等を図る際の女性参画の推進、啓発には努められているでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 自主防災組織のということで、自主防災組織が開設、運営等行っている自主防災組織がございまして、女性の意見を反映して活動ができますように、出前講座等を通じまして女性の参画推進、また啓発を図っているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) どこで実際に具体的に行われてありますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 自主防災組織が今30町内会中26町内会結成をされてありますので、活動を主に公民館等でされてありますので、そういったところの出前講座に、こちらのほうに依頼があればそちらのほうに出向きまして、そういったところで周知啓発を行っているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。女性の防災リーダーがいることによって子どもや若者、高齢の方、障害のある方、LGBTの方など多様な方への配慮にも資すると考えます。どうぞ積極的な女性参画の啓発、推進、そして拡大をしていただきたいと思います。この点について、町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今女性参画の時代に入っているわけでございまして、男女共同参画の意味合いからしますと、今いろんな審議会等で女性の役割というか、が委員になっていただくことが非常に多くなってきております。県内でも女性のいろんな推進、委員のことにつきましては、かなり志免町は上位のほうにランクされている状況の中で、今言われます防災につきましては、以前から、先ほど申し上げられますように阪神・淡路大震災の折りとかに女性の視点が入ってなかったというような課題が出てきております。今いろんな意味でそういった課題を克服しながら、女性の視点に立った対策が必要だと認識をいたしております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。女性の防災リーダーと言われるような方は、この町内に何人ぐらいいらっしゃいますでしょうか。ここにはないんですけど。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 何名という回答はなかなかちょっと難しゅうございますが、志免町の町内会の中に女性が主導で防災活動を行っている自主防災組織がございます。主に2つの町内会がございまして、どちらも女性主導で地域のオリジナル防災マップや要配慮者と一緒に避難する人を決めるなど、要配慮者の支援体制の構築なども行っているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。熊本地震の際、岐阜県は避難所運営支援のために36名の職員を派遣したそうです。そのうち21人が女性でした。ほかの自治体は応援職員がほとんど男性主体であったところから、岐阜県からの応援により女性を十分に配置できたことから、女性被災者から要望に基づく更衣室のことや姿見の設置など、また感染対策のためにトイレに24時間体制で職員を配置すること、また高齢女性のトイレの介助やトイレの消毒の指導など様々な配慮を踏まえた支援ができたという報告があっております。これは、応援職員さんの事例なのですが、この事例は女性の視点を生かしていけば防災支援の質が向上するといった事例ですので、いざというときのためにこれからも女性の参画を目指していっていただきたいというふうに思います。   それでは、次の質問に移ります。   志免町では、志免町地域防災計画や避難所運営マニュアル等の作成に女性の意見は反映されていますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 町でも防災対策に女性の視点を反映させるために志免町防災会議の委員として30名中10名の女性委員を任命をさせていただいております。令和2年3月に志免町地域防災計画の改定を行った際にも女性委員の方から女性の視点からの修正意見などをいただき反映をしているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 災害時避難所には様々な方の目線に合わせた備えを行うことが重要になってきます。例えば避難所での授乳コーナーの設置や女性専用の物干し場、更衣室、女性用品や女性の下着の女性による配布、巡回警備や防犯ブザーの配布など女性の視点での配慮がとても重要になってきます。東日本大震災の女性のための支援に携わった方の声に、女性特有の健康問題に対する情報提供の少なさや清潔の維持の困難、ニーズに合った物資の不足などの課題があったということでした。避難持ち出し品としてバッグに入れるものにもライフサイクルによって必要なものが変わることなど男性には気づかないことが多くあると思います。志免町地域防災計画の自主防災組織の整備の項目では、住民は大規模災害時に活動が遅滞するような事態に対し、被害の防止、軽減を図るため、自分の命は自分で守る、自分たちの地域は自分たちで守るをスローガンに個人、家庭、地域自主防災組織が平常時及び災害発生時のそれぞれの役割を自覚し、備えを図る物とする。町は住民等の自主防災意識の向上と自主防災体制の整備の推進に努めるものとするとあります。   ここで提案なのですが、より細かい防災対策を進めていくとき、女性の視点から見た「女性の視点を生かした防災ブック」を志免町でも作成してみてはいかがでしょうか。町長の御見解をお伺いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今言われますように、過去においていろんな防災関係につきましては、男性の目線からのいろんな対策が行われてまいりました。今先進地を拝見させていただきますと、やはりそういった女性からの視点からのいろんな対策が必要だということはもういろんなところで叫ばれている状況の中で、今後そういった防災ブック等を作成する際には、多くの女性の意見をお伺いしながら作成していきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。これは福岡市で作られている防災ブックで、女性の視点から見た防災ブックです。これは、中が漫画とかも入っているし、カラーで絵も多くて、防災のときのお米の炊き方とか、すごく具体的に日頃からの備えみたいなこともずっと書いてあって、最後には家族との連絡先とかいろんなことを自分で書けるようになっている楽しい防災ブックでございます。こういうのを本当に小学生のときから女性が持っていると本当に志免町のためになるのではないかなというふうに思いましたのでお持ちしました。   この女性の視点を生かした防災ブックは、男性にも見てもらい、女性の支援を行うときに理解を深めていただけるものとなります。防災は、自助がとても大事になります。つなり、自分の身は、自分の家族は自分たちで守っていかねばなりません。その点からも、いざというときのために災害リスクの心構え、準備におきまして、とりわけ女性の視点を生かした防災対策、そして女性の視点の準備の心構えが重要かと考えます。志免町独自の女性の視点を生かした防災ブックの作成に前向きな検討をしていただきたいと思います。   では、次に移ります。   災害時のトイレ対策について、何点かお伺いいたします。   東日本大震災では、約39万人の方が避難されました。発生から20年目の阪神・淡路大震災では31万人、4年前の熊本地震では18万人を超える方が避難されました。大規模災害の際、すぐに困るのがトイレの問題と言われています。停電、断水、給排水管の汚水処理施設の損傷など様々な理由で水洗トイレが使えなくなることが多く、日本トイレ研究所が東日本大震災の後に行った調査では、被災から3時間以内にトイレに行きたくなった人の割合は39%、6時間以内では67%でした。排せつが我慢できないため、災害時は数時間以内にトイレの整備が必要になるとその調査は示しています。避難所で聞いた今一番必要なものはという質問でも、震災から3日、4日たっても1位は簡易トイレでした。断水でトイレを心配し水分を控えたなど、災害時のトイレは最重要課題の一つと考えられます。仮設トイレが避難所に行き渡るまで4日以上かかったとも言われていますが、志免町地域防災計画には、志免町は43の指定避難所、福祉避難所としてシーメイト、ふれあいセンターと記載されていますが、志免町の災害時のトイレの対策はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 阪神・淡路大震災や議員がおっしゃいますように東日本大震災などの大規模災害時に深刻なトイレ問題が起きていたということは認識をしているところでございます。先ほどおっしゃいました断水をした場合のトイレということでお答えをさせていただきます。   町では大規模災害によるライフラインの停止に伴い、水洗トイレの機能が停止した場合、既存の洋式トイレを活用する簡易トイレというものを備蓄をしております。これは既存の洋式トイレにビニールのセットといいますか、中に凝固剤が入ったものをセットして、一回一回使用してそれを処分していくというようなトイレがございますので、こういったもので対応することとしております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。その簡易トイレというのは幾つぐらい備蓄してあるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 今備蓄をしているものにつきましては3,100回分を用意しておるところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) その3,100回分というのは3日分ぐらいということですか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 約200人の方が3日間、1日に大体トイレは5回から6回というふうな回数が出ておると思いますので、その分として3,100回分今現在は備蓄をしているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) それでは、避難所生活が大変な高齢者や障害者、妊婦など災害時に援護が必要な人たちに配慮した福祉避難所のトイレ対策はどうなっているでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 町が指定をさせていただいております福祉避難所は、ふれあいセンターとシーメイトになります。両施設ともバリアフリー化をされており、また多目的トイレも整備をさせていただいておりますので、こちらについて同様に対応をしていきたいと考えております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) その福祉避難所に避難された場合、トイレの数というのは足りるのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) トイレの個数としましては、ふれあいセンターが1階、2階合わせて、男女合わせてになりますが8基、そしてシーメイトにつきましては、1階が9基、そして2階が5基、そして屋外に6基ございますので、この洋式トイレで現時点では対応を考えております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。大規模震災等の経験から、女性や子ども、高齢者が安全に安心して使えるトイレの配慮がとても必要だというふうに課題も明らかになっています。特に女性と男性のトイレの比率は3対1と女性のトイレのほうを多く設けたほうがよいという結果も出ております。災害時において迅速にトイレの機能を確保するものに考えられたのが、マンホールトイレでございます。マンホールトイレは、日常使用しているトイレに近い環境を迅速に確保できるという特徴があります。東日本大震災では、宮城県東松島市が発生の前の年に避難所にマンホールトイレを設置していたため、トイレの問題がかなり解消されていたということです。マンホールトイレには、下水道に直結するもの、簡易水流によって下水道に流すもの、くみ取りタイプなどがあり、学校のプール脇に設置する大規模な流下式などの費用のかかるものもありますけど、10万円以下で車椅子が入るものも購入できることが可能です。   志免町でもマンホールトイレの導入はできないものでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) マンホールトイレが今全国の数か所といいますか、ある地域でそういったものが活用されているというのは承知をしておりますが、今現在志免町におきましては、災害時のトイレ対策としては簡易トイレでの使用、そして今後仮設トイレ、こういったものを供給できる民間事業者と災害時の応援協定ができないかということも今考えておりますので、そういったことを通じてトイレの確保に取り組んでいきたいと思っております。現時点におきましては、マンホールトイレよりもこのこういった対策のほうの充実を今考えているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 町長のお考えもお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 災害時のトイレ問題につきましては、私も熊本大震災のときに現地に行かせていただいて、避難所の方々にお話を聞く機会がございました。やはり一番の問題はトイレだということを言ってありました。仮設トイレもありましたが、本当に行列ができるぐらいにトイレの問題が非常にあるということを伺っております。災害の種類にもよりますが、大規模の場合に多くの方が避難をされるということを想定した場合には、いろんな手だてをしておかないとトイレの対策が取れないんじゃないかということも伺っております。   マンホールトイレにつきましては、下水管の位置とかいろんなこともございます。先進地のそういったことも勉強しながら、先ほど言います簡易トイレとか業者との協定もしっかりその辺を進めながら、マンホールトイレのほうも勉強していきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 志免町の下水道処理人口普及率は、99.8%と高水準になっています。マンホールトイレは、この下水道管を利用するので、くみ取りの必要もなく、非常に日常に近いトイレ環境が迅速に確保できます。町民の皆様の安心につながると思いますので、ぜひ前向きな検討をお願いしたいと思います。   では、次の質問に移ります。   心の健康への支援についてお尋ねいたします。   コロナ禍に見舞われ、経済状況も厳しさを増す中、多種多様な心の病で悩んでいる人が増えていると言われています。この影響で、この10年減少傾向にあった自殺が増加の傾向になっていると厚労省の調べで明らかになっています。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は7月以降増加傾向に転じており、特に全国的に女性の自殺増が目立ち、また若者の自殺も増えています。心の病は他人事ではなく、誰でもかかる病気であります。今こそ健康しめ21でもうたわれている、誰も自殺に追い込まれることのない社会を実現していかねばならないと考えます。   それでは、質問いたします。   心の病と自殺は深く関連しますが、志免町における精神疾患の受診人数は何人でしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 志免町の精神疾患の受診件数は把握できませんが、精神疾患のある方が精神科で治療を受ける際の自己負担を軽減できる制度があります。自立支援医療受給者証を保持している方の人数は、令和2年4月1日時点で630人で、この数字に近い方が精神疾患の受診件数と考えております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。その人数は去年から増えていますか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 平成31年度が589名、令和2年度が630名です。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 男性と女性の人数は分かりますか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 男性と女性の人数は把握しておりません。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) こころの相談窓口、心の健康づくり相談の実施状況について、何点かお伺いいたします。   今年は何人の方が電話とか面談とかで相談をされましたでしょうか。また、精神対話士の先生が担当されるようなんですが、時間の許す限り相談には乗っていただいてるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) こころの相談の実施状況ですが、健康課では心の健康づくり相談事業で自殺対策補助金を活用し、2つ実施しております。1つ目は、保健センターの開催の対面型の個別相談、もう一つは専用ダイヤルでの電話相談です。   令和元年度の実績は、対面型相談が6件、電話相談が27件の計33件です。電話相談では、年齢を言われないケースも多いですが、一番多いのは40代から50代で10件で、主な相談内容は職場や家庭での対人関係や就労、子育ての問題が多かったです。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。女性と男性の割合は分かりますか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) それも把握できておりません。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) ぜひ把握をしていただきたいというふうに思います。すいません。数が分からないということなので、これは飛ばそう。健康課の窓口に入りましたらたくさんのこころの相談のチラシが用意されていて、志免町としてこころの相談窓口は充実しているなというふうに思います。でも一方で、こころの相談で面談もしくは電話相談をされた方がまた再度連絡をして、またそういった方に訪問をされているのかなということを思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) すみません。把握できておりません。
    ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) また後から教えていただけたらと思います。   じゃ、続いて、ひきこもりの方や心の支援を求める方に様々な状況の方がおられると思いますが、そういう方たちに実際に訪問はされているのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) ひきこもりの方は、家族からの相談を受けることが多く、本人の承諾があれば役場より健康課の保健師が訪問しております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) コロナ禍において町民の皆様に様々御相談を私も受けております。本当に大変な状況の中、必死でこのコロナ禍を乗り越えようとされている方がたくさんおられます。中には、このコロナがきっかけで心の病気になられた方にもお会いしました。自殺の引き金になる鬱病は、鬱病に至る前の早い段階で悩みを相談でき、解決策を促していけば自殺は免れます。先月志免町で行われたゲートキーパー養成講座を私も受講させていただきました。コロナ禍にもかかわらず多くの方が受講されており、中には更生保護女性会の方もお見えになっていました。   そこでお尋ねですが、今現在ゲートキーパーの方の活躍の場は心の健康づくりの支援対策にどのように組み込まれているでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 健康課では、町民の皆様方が大切な誰かのゲートキーパーとなり、自殺予防に活躍していただきたいと考えております。ゲートキーパーの役割や必要性を町民の皆様に御理解いただき、担う方が増えていくように、今後もゲートキーパー養成講座の開催や広報、ホームページ等を活用して自殺の相談窓口を含めた周知啓発に取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 実際に活躍されている場というのはありますか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) すいません。それも把握しておりません。すいません。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) ぜひ後からまた教えてください。   久留米市では、平成20年度から鬱病対策を中心に自殺対策の取組を開始しています。医師会をはじめとする様々な関係機関の協力が得られるようになり、自殺対策は徐々に進んできましたが、鬱病に至る前の早期の段階で悩みを抱える方のサインに気づいてあげれるよう、地域全体で取り組む必要性が高まり、市内46か所の校区、コミュニティー組織において地域住民を対象に様々な住民が集う場でゲートキーパー養成講座を行い、より多くの住民に参加してもらいゲートキーパーを増やしていったそうです。その結果、自殺に関する相談が44件だったものが、2年後には118件と増え、これまで誰にも話せなかったと悩みを相談する場面が多く見られたそうです。また、心の不調に気づいて声をかけるなどの活動は、地域の絆を深めることにもつながり、地域づくりのためにも有効であるとありました。この取組は現在も進んでおり、久留米市の最終的な目的は市民全員がゲートキーパーになることだそうです。   ここで御提案ですが、志免町も各町内会単位でゲートキーパー養成講座を今後行ってみてはいかがでしょうか。町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 非常に自殺者が増えている現状の中で、ゲートキーパーというのは非常に大切なことだろうと思っております。ゲートキーパーというのは、もう命の門番とも言われているとお聞きをいたしております。特別な資格が要るわけではなくて、一番には気づくこと、それから話を聞くこと、それからつなぐこと、それから見守りというような形の役割だそうでございまして、いろんなところでそういうゲートキーパーの養成講座も開催しなければいけないというふうに思っております。町内会連合会ともよく話をして、今言われますように一人一人がそういった異変に気づくというのが大切ではないかな、家族の中でもそういったものに気づく必要があるというふうに思っておりますので、しっかりとそういったゲートキーパー的な役割を皆さんが持つことが大事じゃないかなと思っておりますので、しっかり連合会とも話しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 前向きな御返答ありがとうございます。命の尊さは強調してもし過ぎることはありません。救える命は守り抜かねばなりません。地域の中で誰一人置き去りにしない、一人でつらい思いを抱え込ませない、生きるための支援をきめ細かくしていくことが本当に本当に大切だと思います。温かい人の優しさにあふれるまちづくりのために、これからもゲートキーパー養成講座を町で行っていただきたいと思います。   以上で終わります。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時45分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後1時34分              再開 午後1時45分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   次に、14番末藤議員。質問時間30分です。   末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 通告に従いまして質問を行っていきたいと思います。   まず、特別支援学級の設置基準についてでありますけども、これもいい方向に流れつつあるというふうに認識はいたしておりますが、細かいことを、あるいは我が町における特別支援学級の現実についてお尋ねをしてまいりたいと思います。   特別支援学校の設置基準策定につきましては、障害のある子どもの教育の問題にとどまらず、障害や病気があってそれぞれの能力を発揮して成長し、社会に参加していく、生きること自体を価値あるものにする社会づくりにつながる問題ではないかと私は思うわけであります。教育不足など他の学校であれば大問題になることが、設置基準がないため特別支援学校では放置されている。どんな障害のある子どもも成長し、発達する力を持っているし、教育にはそれを引き出す力があると伝えたいと思っているところであります。文科省の初等中等教育局長は、有識者会議の検討課題の一つに設置基準が今回取り入れられました。   現在特別支援学級の現状は志免町ではどのように行われているのか、まず最初にお尋ねをいたします。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。今議員がおっしゃった中央教育審議会の初等中等教育分科会が議論の中の中間まとめとして出されたのは、特別支援学級ではなく、特別支援学校に関する、学校の設置基準のことについてそういう中間まとめが行われていると認識しております。学級のことではないということになりますけれども、今の御質問の真意を図りかねます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) じゃあ、今志免町の特別支援学級はどのようになってますか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) どのようになっていますとは、具体的に何をお聞きになってあるんでしょうか。どういうことを……設置基準のことになるんですか。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員、具体的に言ってもらっていいですか。 ◆14番(末藤省三君) 3密の状況はどうですか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 都道府県ごとの市町村が設置する小・中学校の1学級の児童または生徒の数の基準は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員の定数の標準に関する法律に定める数を標準として、都道府県の教育委員会が定めることとなっておりまして、特別支援学級につきましては8人となっております。つまり1つの特別支援学級に在籍する児童・生徒は最大でも8人ということになります。   志免町では、学級数が増えております関係で、ここのところ通常学級の教室を2つに分割して2クラスにして利用するための工事が続いておりますので御心配してあるかと思いますが、通常学級は最大で40人在籍しておりますので、その半分は20人になりますけれども、特別支援学級は最大でもその半分にも満たない8人ということになっておりますので、このことから通常学級を半分に割って使用しているところがありましても、通常学級と比較して、より以上に密集を避けるための身体的距離の確保はできておりますし、通常学級におきましても、特別支援学級におきましても、常日頃から間近で会話や発生をする密接の場面がありますけれども、現在は授業においては合唱や調理実習、近距離で組み合うような運動などの感染リスクが高いとされる学習活動は実施を控えておりますところもございますし、学校におけるマスクの着用も徹底しております。それから、密閉に関しましても、換気もしっかり行う等の細心の注意を払いながら対策に取り組んでいるところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 1学級をカーテンで仕切る、あるいは段ボールで仕切る、そういう状況ではないということですか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) カーテンや段ボールで仕切ることではございません。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 1学級を半分に割って使用してあるわけでしょ。3密にはならないと、人数が少ないから、そういう解釈ですか。   国連の日本政府、文科省について特別な指導が来ておりますが、この日本政府について子どもの権利条約、このことが毎年のようにされてるようですが、この内容については何か論議されたことはございますか。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員、子どもの権利条約については通告されてませんけど。   末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) いや、支援学級に関わることでしょ。だから、支援学級が今先ほどお伺いしました、カーテンあるいは段ボールの1教室を2つに割ってないということでしたけども、3密と、そういう状況が具体的にどのようにされてるのかと。ふだん小・中学校の子どもたちにはマスクの状況、手洗い、そして1メーター、最低1メーター幅を持たなければならないという指導の下に3密を避けてやられているという状況があるが、支援学級についてはどのような状況ですかってお尋ねしてるんですよ。その中で、子どもの権利条約について国連からの文化芸術への参加を促進し、遊びや余暇の機会を提供するように奨励してる。国連では毎年のように日本政府に子どものいわゆる権利委員会に対して勧告が出されてると。そこから見ると、教育委員会としてこの支援学級についてどのようにお考えか。今のままでいいのか。あるいは、もっと基準をつくらないかんと思ってあるのか、そこら辺です。 ○議長(丸山真智子君) 今仕切ってあるけど今のままでいいのかというところで。   金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 特別支援学級の在籍児童は少しずつ増えている状況でございまして、通常学級の広さを半分に間仕切ることについてですけれども、行わせていただいております。その方法は、先ほど課長も言いましたように、段ボールやカーテンではなく、パネルで、半分に仕切るものですから隣の教室の子どもたちの声が聞こえやすくなりますので、広さが狭いから、なるので、パネルで、木のパネルできちんと壁をつくるような方法にさせていただいております。黒板も通常どおり設置しておりますので、環境としては保持されているというふうに思っております。   特別支援学級の支援の状況につきましては、充実した活動が行われておりますし、人数も8名以上になることは決してありませんので、確保されている状況だというふうに考えております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 21年度の入所状況はどうですか。まだ分かりませんか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 来年度の特別支援学級に財政する児童・生徒数は、まだ確定しておりませんので分かりません。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) この学級の設置基準について、先ほど中等局長の話が出ておりましたけど、今どのあたりまでいっとるんでしょうか。設置基準がないために、志免町の状況は先ほどお伺いしました。全国的にカーテンとか段ボールとか、そういうやつで、基準がないもんですから、そのまま放置されてるというのが現実です。それから見ますと、志免町の支援学級については設置基準がどうしても必要ではないかと思いますが、その設置基準についてのお考えはどうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 議員がお尋ねになられております設置基準につきましては、小・中学校、高等学校におきましては文科省の省令で1学級の児童・生徒数、教諭の数など、校舎や運動場の面積等々必要なことが明記されております。そこにある特別支援学級ですので、おのずと基準の中にある学級設置に至っているというふうに考えております。   今議員がおっしゃってあるのは、特別支援学校に当たる状況ではなかろうかというふうに思っております。特別支援学校は、福岡県内でいうと、県立学校としては20校、福岡市、北九州市はそれぞれ8校、大牟田市に1校、久留米市に1校設置されておりまして、それらが該当いたします。所管は、県立学校においては県の教育委員会、市立特別支援学校においては、それぞれの市の教育委員会が所管しております。志免町には特別支援学校は設置されておりませんので、それには当たらないというふうに思っております。町立の小・中学校の中にある特別支援学級は、もうそれぞれの学校の設置基準にのっとって行っておりますので、特別支援学級においても基準の中にあるというふうに考えております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 学校の設置基準に照らして障害学級があるということですか。今そういうふうにちょっと理解しましたけど、学校の設置基準に基づいて特別支援学級も、それにイコールで行っていると。別に特別支援学級が、基準はないけども、基準がないから、例えば先ほど何遍もくどいようですけど、カーテンで仕切ってみたり段ボールでしてみたり、基準があればそういうことはないと思うけど、今それが全国的にも問題になってると私は思いますけど、話を聞くだけでは志免町ではいいほうではないかというふうに聞こえてきますけど、現場を見ますと、そういう3密と言われるところが、8人ですか、ということなので、それには該当しない、あるいはそこまではいってないという判断をしてるということに聞こえてきますが、そういう解釈でよろしいですか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 特別支援学校には、複数の障害者に対応している学校が少なくないということから、統一した設置基準を示すことは困難と今までされてきました。しかし、設置基準が定められていないことを一因に、特に都市部においては慢性的な教室不足が課題になっているということを、国のほうでそういった課題があるということを承知しております。ですので、文科省といたしましては、これから検討に入るというような流れになっているということを承知しておりますので、注視していきたいと思いますが、設置基準が現在のところ定まっていないと言われているのは特別支援学校のことでございまして、私たちが今話しておりますのは、志免町立小・中学校に設置されている特別支援学級のことでございますので、どうぞ区別をお願いしたいと思っています。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員、通告されてるのは特別支援学級のことですので、学級に絞って質問していただいてよろしいですか。   末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) いや、ですから、学級がそういう状況で置かれているというのは、一つはそれの基準が要るじゃないですか。全国的に今その基準の問題が大問題になって、全国特別支援学校長会も要望しているというふうな状況で、この基準がないばかりに段ボールとか、先ほどくどいようだけど、段ボールやカーテンで仕切っても別にとがめられることではないというのが今全国である。しかし、志免町の実態を聞きますと、そういう形で8人ですか、という形で3密にはなってないというふうな解釈になりますか。来年度がもう3か月もすれば恐らく新しい子どもたちも入ってくると思いますけど、それはまだ把握してないということですので、そういうことと、この設置基準については、どうしてもやはり文科省はやっと首を上げて、いろんな団体からありますけど、全国の町村会からも中教審の特別部会についても報告があってると思いますけど、全国の町村会もそのように設置基準については要望してあるんでしょ。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今手元のほうに全国町村会が設置基準について要望してるかということは、ちょっと把握いたしておりません。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 全国市長会、それから全国町村会、全国都道府県教育委員会連合会、全国都市教育長協議会、日本PTA全国協議会、全国高等学校PTA連合会、日本私立小学校連合会、多くのことが設置基準について要望を出して、特に市町村の町村会については少人数学級……あっ、失礼しました、少人数学級にいつの間にか入っておりますけど、少人数学級はかねてからの要望だということで全国の町村会にはそういう要望書が出てるということでありますが、それは我が町もそれに加担してあるとでしょ。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 基本的に全国町村会からの国への要望につきましては、私ども町村会に属している関係上、同じようなことだと理解をいたしております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 特別支援学校の在籍数は2019年までの20年間で1.62倍に激増してる。一方学校数は1.15倍にとどまっている。学校の過大化、過密化が進んだ結果、教室が足りず1つの教室に、先ほど言いますカーテンで2つに仕切ったり、図書室や特別教室を潰して普通教室に転用するなど様々な問題が全国で起きております。これを解消するために、先ほど言いましたように、市長会をはじめとして町村会とかいろんな要望があり、中央教育審議会設置基準策定を文科大臣がこれは必要であると、設置基準は必要であると初めて公式な会議の審議会の中で表明をいたしております。そういう形で、恐らく予算化、来年度の予算の中にこれが入ってくるかどうか、ちょっと見分けなければならないと思いますけども。   それから、もう一つは、公立小・中学校の少人数学級についても、30人を目指して、その考えを明らかに文科大臣はしてる。こういう状況で、実現を求めているというのは、先ほど言った各団体がそれぞれのところに申し上げてきているという。   少人数学級については、教育委員会としてはどのようにお考えになっているかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 少人数学級につきましては、文部科学省が新型コロナウイルス対策として身体的な距離を保ち、かつ、きめ細かな指導も可能になるとして、その実現を目指しており、政府が7月17日に閣議決定した経済財政運営と改革の基本方針2020にも、全ての子どもたちの学びを保障するため少人数指導によるきめ細かな指導体制の計画的な整備が盛り込まれております。文部科学省は、来年度から公立小・中学校の全学年を30人学級にした場合、教員を8万から9万人増やす必要があるという試算をまとめ、10年間かけて移行すれば少子化で生じる余剰人員などでほぼ対応できるとして、今後財務省と議論しながら少人数学級の実現を目指すということでございます。   平成27年には、財務省や総務省の抵抗で少人数学級は実現できなかったという経緯がございますので、国のほうで議論が再開したばかりですので、その行方を見守りたいと考えております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 少人数学級の子どもたちに合った学習をきちんと保障することも大切ではないかと思います。しかし、教科の学習は全てこれからパソコンやタブレットを使った先端技術で個別、最適化すればいいというのは大きな問題点を、禍根を残すのではないかと非常に心配をするところであります。   それから、少人数学級についても、早く30人学級をと、これも多くの、先ほど再三言ってますように、多くの団体、多くの学校、組合も含めて、多くの父母の会も含めて30人学級を早くしていただきたいというふうな要望が全国的にも巻き起こって、文部大臣もその方向でいきたいと言わざるを得ない状況がある。先ほど説明がありましたように、2度に渡って財務省が予算を嫌ったという経過がございますので、今回も一応その方向でいこうという形の答弁はしておりますけれども、財務省がなかなか縦に振らないという状況が片方であって、一日も早くこの30人学級を実現したいと。30人学級については教育委員会としてはどのようにお考えてあるでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員、今、国の動向を見てという答弁がありましたけど。国の動向を見てという答弁がありましたけど、今、少人数学級については。   末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) じゃ、次に行きます。   75歳以上の医療費2割負担についての問題であります。   現在、75歳の医療費2割というのがささやかれておりますけども、こういう2割になったときに志免町に与える75歳以上の人たちの影響というのは計り知れないものがあろうかと思いますけど、これはどのようにお考えになってるでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 75歳以上の後期高齢者の医療費負担につきましては、現在国会で議論がされているところであり、何も決まっていない状況です。しかしながら、団塊の世代が75歳になり始める2022年までには何とかということで議論が進められているところであり、今の段階でどのような影響があるかというのはちょっと分かりかねるところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 今、年金は65歳ですよね。これが75歳になると。それは、必ずしも75歳になってもらうわけじゃないですけども、65歳でもらいたい人はもらってもいいと。何で75歳をここに持ってきたかというのが。みんなが誤解があるように、年金開始は75歳までだと、本当ですかという問合せが来てますけども、それはどのように住民の皆さんに説明したらいいですかね。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 今年の6月に年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部が改正されました。この中で、先ほど議員がおっしゃってあられるように、現在60歳から70歳までの間となっている年金の受給開始の時期の選択肢が60歳から75歳の間に拡大されました。これは、令和4年4月1日から施行されます。しかし、今までと同様に、今までも70歳までの引上げがされる人はできてましたので、希望される方のみが申し出るものでありますから、全員が75歳までという引上げではありませんよということでお答えをしております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) この年金の75歳以上については、住民の75歳以上の人たちは非常に心配されているのじゃないかと思うんです。内容がよく分からないだけに。年金が今60歳からもらえるのが75歳になるのかなと、どげなっとっとですかというふうな電話は結構かかってきます。そういう場合に、住民の皆さん方に今言われた細かいことについては一々説明はできませんけど、何か町としてはそういう分かりやすい文面の方向性は必要ではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 確かに今まで70歳までの引上げだったものが75歳までに変わるんですけれども、先ほども言いましたように、必ずしも全員というものではありません。選択可能なものになりますから、個人の雇用状況とか資産等に関わるものが大きくなります。そういった説明を窓口のほうでいたしております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) この75歳まで受給開始を遅らせれば次々の年金は84%増えると、片方ではそういう宣伝をしてあるですね。そうしますと、60歳から年金がもらえるという人たちが、いや、75歳まで伸ばしたちゅうのは、細かいことは住民はそういうことは分かりませんよ。窓口だけでは分からないのではないですか、そこは。これまたコロナと併せて、そういう心配がまた住民の方々に増大してくるという状況が生まれてくるのではないでしょうか。   町長、ここは住民の75歳以上拡大、そうじゃないんですよというのが説明が要るのではないでしょうか。ただ、これは年金庁のことですから志免町は知らないということにはならないと思うけど、どうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) この改正につきましては、令和4年4月1日からの施行ということで伺っております。あと1年弱となってきてるわけでございまして、機会があればなるべく早い時期にそういったものの検討をする時間も必要だと思いますので、そういったものを町民の方にお知らせするなりしなければいけないというふうな思いでございます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) さらに、その上に75歳以上の方々については医療費は2割負担、これはどのくらいの方が志免町に75歳以上の方はおられるんですか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) すいません。令和2年3月末の後期高齢者の被保険者数になりますが、志免町では5,273名の方が75歳の方でおられます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) この5,000名の方々が2割負担となれば、生活はどうなるんでしょうかねえ。これも心配の種じゃないかと思いますが。もう病院にかかれないと、生活困窮でされないという状況じゃあないでしょうか。全部が全部、5,200名の人が全部が全部じゃないと思いますけど、ほとんどの方がそういう状況の年金受給者の方々ではあると思いますけど、ここに2割負担というのはあろうと。   もう一つは、病院にかかる場合、紹介状なしで受診した場合、窓口負担のほか5,000円以上が負担させられるということも追加であるようですけど、ここはどうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員、通告は2割負担のことになってますけど。 ◆14番(末藤省三君) だから、聞きようるじゃないですか、2割負担はどうだって。 ○議長(丸山真智子君) 2割負担についての考え方でいいですか。   末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) いや、2割負担になって、先ほど人数は5,273名の方々がそれに該当するということなので、この75歳以上の平均が2割導入しますと3万4,000円増額になる。さらに、紹介状なしの受診については5,000円負担させられるということが出てくるわけですよ。こういう人たちは、この5,000名の方々はそういうことはあまり分かってないと思うんですよ。そうしますと、志免町に何とかせないかんとなると、それはちょっと話が違うのではないかという話になりますので、骨格だけをどのように担当がつかんであるか、あるいは志免町がどの程度してあるかっちゅうことを知りたいんですよ。そういう意味で、だから75歳以上の人たちが3万4,000円を2割導入になると、ほとんど病院にかかることはできないという状況が生まれてきたときに、志免町としては住民の生活のことですから、これをどうかやらなくてはならないという状況になってくるのではないかと思いますけど。   2割については、町長はどのようにお考えになってますか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから担当が申し上げますとおり、この75歳以上の医療費負担につきましては、現在まだ何も決まっていない状況の中で我々がどうこうと今答えれる範囲ではございません。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) そしたら、今はそういう状況ですけども、2割になったときには考えるということですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) この医療費負担につきまして、我々自治体がどうこうということは非常に難しい判断でございまして、そういった意味では、高齢者の方々に丁寧に説明するということが一番ではないかなというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。
    ◆14番(末藤省三君) いや、ですから、町長は丁寧に説明が要ると、先ほどから聞いてる、そういう人たちが分かったようで分からないと、2割負担もどうなるか分からないという状況のもとで、今丁寧に説明するということでしたから、なってからでは遅いのではないかと。2割負担になるとも分からないお年寄りの方が多いと思います。   それともう一つは、介護予防・日常生活支援総合事業の対象を要介護5の人まで拡大し、要介護者の介護保険給付外しを可能にするものだというふうなことも、これは省令改正による介護保険制度改変に衝撃が入ってると。この根拠としては、自治体の要望が実際は存在しない要介護者まで総合事業の対象にする方向を厚労省が初めて示したのは昨年の10月、社会保障審議会介護保険部会でこのように述べてる。介護保険の人まで拡大して要介護者の給付外し、省令改正による介護保険制度に、これは全国的に大きく広がってきている。こういう要介護の人まで保険じゃなくて自治体のほうで見なさいという制度に変わりつつある、変わるんだということに対しても、市町村がそういう形にも手厚い介護をやらなくてはいけなくなるのではないかというふうに思います。   それと、次に行きますが、ナンバーカードの、どうしてもナンバーカードと免許証や住民票や健康保険証とつないでやろうと政府はしている。そうしたときに、今まで志免町がナンバーカードの奨励をした割には少ないと。この少ない原因はどのように考えてあるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) マイナンバーカードの申請交付というのは、交付率を2022年度中にほとんどの住民がマイナンバーカードを保持することを想定として、昨年の6月にデジタル・ガバメント会議において決定されております。町として取り組んではいますが、カード自体の交付がそんなに増えない背景には、カードの利便性とかというようなものも問題があると思っております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) 志免町でナンバーカードの手続は何件ぐらい現在まであるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) マイナンバーカードの申請交付の状況についてお答えいたします。   11月末現在でマイナンバーカードの申請数が1万2,624件、申請率にしますと27.1%、交付数につきましては9,448件、交付率が20.3%となっております。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) これは後で、スーパーシティ構想に入りますが、このナンバーカードがこんなに少ないと、国が予算をつぎ込んでいる割にはどうしてこんなに20.3%程度のマイナンバーの手続しかできなかったんでしょう。その分析はされたんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 先ほども申しましたが、マイナンバーカード、今コンビニ交付というもので、コンビニに行けば住民票や戸籍、税証明が取れるなどのメリットはありますが、あと国がマイナポイント事業といって使った額の25%分をポイントにして返すよという事業をしておりまして、それを始めてからは、今年の4月から比べると7%ほど上がっております。しかしながら、先ほども申しましたが、カード自体にうまみがあまりないということで、なかなか御本人たちがこちらが進めても持つに至らないという状況が続いていることもあります。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員。 ◆14番(末藤省三君) ナンバーカードが免許証や保険証や預貯金まで入るかどうか分かりませんけど、そういうところがカード1枚に全部が入ってくると。今でもこんなに20%ちょっとしかないのに、このほかのやつをつけていったら、もっと個人情報が真っ裸にされると、預貯金から。そういう状況がもう目の前に来ているわけでしょ。スーパーシティの中にそれをぶち込んであるわけですから。そうすると、個人の条例とか個人保護とかこういうことが本当に守らないと真っ裸にされる。今言われる住民の、スマホを持ってある人たちは全部一元化でどの人がどこに行ってどうなってっていうのは今分かりようるわけでしょ。中国、韓国当たりは、それはもっと進んでるところがありますけど。個人情報を真っ裸にされるというふうな状況が、こういうITの社会に入ってきますと、個人情報どころか全てが、血液検査の結果まで分かるんじゃないかというとこまでITは進むではないかと。そこに個人情報がいかに大事かというのが今後分かってくるのではないかというふうに思います。   それで、マイナンバーについてももう少し住民にも利点というのもあろうかと思いますけども、個人情報が漏れたときにどうするかというのも考えていただきたいというように思うわけですよ。このマイナンバーにつきましては、今後また引き続きしていきますんで、今日は時間がございませんので、あとの質問については次回に回したいと思います。   以上で終わります。 ○議長(丸山真智子君) 末藤議員の一般質問を終わります。   以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後2時34分...